金融資産1億円以上の人は何を買ってる?米国株ランキングTOP30を調査
金融資産1億円以上の人は、実際にどんな株を持っているのでしょうか。
「NVIDIAのような成長株をたくさん持っている?」
「S&P500を中心に運用している?」
「資産が増えたら高配当株に移行する?」
投資をしていると、一度は気になるテーマです。
そんな中、マネーフォワード MEで面白いデータを見つけました。
「金融資産1億円以上を保有するMEユーザーの米国株ランキング」です。
今回はこのランキングを、私自身が続けているインデックス投資+高配当株という投資方法とも比較しながら見ていきます。
※ランキングは2026年8月31日時点のマネーフォワード ME掲載データをもとにしています。
金融資産1億円以上の人が持つ米国株TOP10
まずは保有率TOP10です。
1位 SpaceX(SPCX) 16.4%
2位 NVIDIA(NVDA) 14.6%
3位 VYM 13.4%
4位 SPYD 12.1%
5位 VOO 12.1%
6位 VTI 11.8%
7位 Microsoft(MSFT) 9.8%
8位 Apple(AAPL) 9.1%
9位 QQQ 8.5%
10位 Tesla(TSLA) 8.3%
最初に目につくのは、1位のSpaceXと2位のNVIDIAです。
特にNVIDIAはAI・半導体を代表する企業なので、「やっぱり資産1億円以上の人は成長株を持っているんだ」と感じます。
ところが、3位以下を見るとかなり印象が変わります。
3位から6位まで全部ETFだった
今回、私が一番興味を持ったのがここです。
3位 VYM 13.4%
4位 SPYD 12.1%
5位 VOO 12.1%
6位 VTI 11.8%
なんと3位から6位まで、4銘柄連続でETFです。
しかも種類が面白い。
VYMとSPYDは配当を重視したETF。
VOOはS&P500に連動し、VTIは米国株式市場を幅広くカバーするETFです。
つまりランキング上位には、
「資産成長を狙うインデックス」
と
「配当を受け取る高配当株」
の両方が登場しています。
さらに11位にはHDVが8.1%、19位にはVIGが4.4%でランクインしています。
金融資産が1億円以上あるからといって、個別株だけを大量に保有しているわけではない。
今回のランキングで特に印象に残ったポイントです。
保有率だけでなく「いくら持っているか」も面白い
さらにランキングには「1人あたり保有金額(中央値)」も掲載されています。
ここを見ると、さらに面白いことが分かります。
VOO 4,959,324円
VTI 4,354,121円
QQQ 3,658,034円
VT 3,107,616円
VYM 2,594,078円
VOOでは中央値が約496万円。
VTIも約435万円です。
個別株では、
NVIDIA 2,444,858円
Amazon 1,660,034円
Alphabet(GOOGL) 1,661,552円
Microsoft 1,393,048円
Apple 1,430,824円
となっています。
ただし、この数字には注意が必要です。
これは「金融資産1億円以上の人が平均してVOOを496万円持っている」という意味ではありません。
対象ユーザーのうち、その銘柄を保有している人の「保有金額の中央値」です。
平均値ではなく中央値なので、ここは混同しないようにしたいところです。

1位SpaceXは「保有率」と「保有額」の差が大きい
今回のランキングでもう一つ気になったのが1位のSpaceXです。
保有率は16.4%。
ランキングではトップです。
ところが、1人あたり保有金額の中央値を見ると108,173円。
約10.8万円です。
他の上位銘柄と比較してみます。
SpaceX 約10.8万円
NVIDIA 約244万円
VYM 約259万円
VOO 約496万円
VTI 約435万円
かなり違います。
つまり今回のデータでは、
「持っている人の割合」
と
「実際に投資している金額」
は別物だということが分かります。
保有率ランキングだけを見て、「1億円以上持っている人はSpaceXに大きく投資している」と判断することはできません。
投資データを見るときには、こういう数字の違いも確認したいところです。
高配当ETFはVYMだけではなかった
私は日本の高配当株への投資も続けています。
そのため今回、特に気になったのが高配当ETFです。
ランキングを見ると、
VYM 3位 13.4%
SPYD 4位 12.1%
HDV 11位 8.1%
VIG 19位 4.4%
となっています。
VYMだけではありません。
複数の配当系ETFがTOP30に入っています。
一方で、
VOO
VTI
QQQ
VT
といったETFも上位です。
成長株だけ。
高配当株だけ。
インデックスだけ。
という単純なランキングではないところが面白いです。
私の「インデックス+高配当株」と比較してみた
私は現在、インデックス投資と日本の高配当株を組み合わせています。
インデックスで資産そのものの成長を狙いながら、高配当株から配当金を受け取る。
今回のランキングを見ていると、資産規模はまったく違いますが、考え方として共通する部分があるように感じました。
ランキング上位には、
VOO・VTIなどのインデックスETF。
VYM・SPYD・HDVなどの高配当ETF。
NVIDIA・Microsoft・Apple・Amazonなどの個別株。
さまざまなタイプの資産が入っています。
私自身は今後もインデックス投資を資産形成の中心に置きながら、日本の高配当株も育てていく予定です。
「資産を増やす部分」と「配当を生み出す部分」。
この2つを分けて考える現在の投資方法を、これからも継続して検証していきます。
このランキングをそのまま真似してはいけない
最後に、ここは非常に重要です。
今回のランキングから分かるのは、
「2026年8月31日時点で、金融資産1億円以上の対象ユーザーが何を保有していたか」
です。
「この銘柄を買ったから1億円になった」
というデータではありません。
1億円になる前から持っていたのか。
1億円になった後に買ったのか。
いつ買ったのか。
どのくらい利益が出たのか。
これらは今回のランキングだけでは確認できません。
つまり、
「1億円以上の人が持っている=買えば資産1億円に近づく」
とは言えません。
それでも、実際に金融資産1億円以上を持つ対象ユーザーの保有状況を数字で見られるのは非常に興味深いデータです。
私は銘柄そのものを真似するのではなく、
「なぜその資産を持つのか」
「自分のポートフォリオではどんな役割を持たせるのか」
を考える材料として使いたいと思います。
まとめ|1億円以上でもETFが上位だった
今回のランキングで特に印象に残った数字をまとめます。
1位はSpaceXで保有率16.4%。
2位はNVIDIAで14.6%。
そして3〜6位には、
VYM
SPYD
VOO
VTI
と4つのETFが並びました。
さらにVOOの保有金額中央値は約496万円、VTIは約435万円。
「1億円以上の人=個別株で大勝負」という単純な結果ではありませんでした。
私自身もインデックス投資+高配当株という形で資産形成を続けています。
現在の資産額から、この方法を続けると実際に資産や配当金がどう変化するのか。
これからも実際の数字を公開しながら答え合わせしていきます。
※本記事は特定の銘柄・金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には価格変動などのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。