太陽光13.5kWの経済効果は?5人家族で30年間シミュレーション

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新築するわが家では、13.5kWの太陽光発電を搭載する予定です。

設置費用は約240万円。ハウスメーカーの発電シミュレーションを実際に搭載する13.5kWへ換算すると、年間発電量は約16,281kWhになります。

「13.5kWも載せて元は取れるのか?」
「売電価格が下がった後はどうなるのか?」
「子どもが巣立って夫婦2人になったら余りすぎないのか?」

今回は、現在の5人家族だけではなく、子どもが独立した後まで含めて、太陽光13.5kWの経済効果を30年間で考えてみます。

わが家の太陽光13.5kWの条件

今回の主な条件はこちらです。

・太陽光容量:13.5kW
・設置費用:約240万円
・年間発電量:約16,281kWh
・家族構成:夫婦+子ども3人
・断熱性能:断熱等級6
・蓄電池:なし
・エコキュート:三菱 SRT-S467・460L
・食洗機:昼1回+夜1回

年間発電量は、ハウスメーカーから提示されたシミュレーションを基準にしています。

元のシミュレーションでは、

14.24kW → 年間17,174kWh

でした。

これを実際に採用する13.5kWへ換算すると、

17,174kWh × 13.5kW ÷ 14.24kW
= 約16,281kWh/年

となります。

この約16,281kWhを基準に、長期的な経済効果を考えていきます。

経済効果は「電気代削減+売電収入」

太陽光で発電した電気は、自宅で使う分と、使い切れずに売る分に分かれます。

自宅で使った電気は、その分だけ電力会社から買う電気を減らせます。

例えば年間16,000kWh発電し、

・6,000kWhを自宅で使う
・10,000kWhを売電する

とします。

自家消費した6,000kWhが、本来30円/kWhで購入する電気だった場合、

6,000kWh × 30円
= 18万円の電気代削減

さらに10,000kWhを19円/kWhで売電すると、

10,000kWh × 19円
= 19万円の売電収入

となります。

この場合、

18万円+19万円
= 年間37万円

が太陽光による経済効果です。

つまり、

太陽光の経済効果
= 自家消費による電気代削減
+ 売電収入

として考えます。

2026年度FITは10kW未満と10kW以上で違う

2026年度のFITでは、住宅用10kW未満と屋根設置10kW以上で売電価格と期間が異なります。

【10kW未満】

1〜4年目:24円/kWh
5〜10年目:8.3円/kWh

【屋根設置10kW以上】

1〜5年目:19円/kWh
6〜20年目:8.3円/kWh

わが家は13.5kWなので、「屋根設置10kW以上」の区分です。

そのため今回の試算では、

1〜5年目:19円/kWh
6〜20年目:8.3円/kWh

を使用します。

10kW未満は最初の4年間が24円/kWhと高く設定されていますが、調達期間は10年間です。

一方、屋根設置10kW以上は最初の5年間が19円/kWhで、その後8.3円/kWhとなり、調達期間は20年間です。

売電単価だけではなく、発電量、自家消費量、売電量まで含めて考える必要があります。

※FIT価格・調達期間は、経済産業省・資源エネルギー庁の2026年度公表資料を2026年9月に確認しています。

お天気リンクEZで昼間にお湯を沸かす

わが家で採用するエコキュートは、三菱 SRT-S467・460Lです。

この機種は「お天気リンクEZ」に対応しています。

お天気リンクEZは、インターネットから天気予報を取得し、翌日が晴れ予報の場合に夜間の沸き上げを減らし、太陽光が発電する昼間に沸き上げを行う機能です。

三菱電機によると、430L・460Lタイプでは、太陽光を利用した沸き上げに必要な余剰電力の目安は約2.0kW以上です。

わが家は蓄電池を設置しません。

そのため、発電した電気を貯めて夜に使うのではなく、発電している時間帯に使うことを考えています。

エコキュートのほか、食洗機も昼間に1回運転。

夏は寝室、子ども部屋2室、ランドリールームのエアコンを基本的に連続運転する予定です。

13.5kWでたくさん発電するだけではなく、昼間の自家消費をどこまで増やせるかも、実際の経済効果を左右するポイントになります。

30年間では発電量も家族構成も変わる

30年間の経済効果を考える場合、現在の発電量と電力使用量をそのまま30倍するわけにはいきません。

まず考慮したいのが、太陽光パネルの経年による出力低下です。

今回の試算では、メーカーの出力保証水準を使った保守的なモデルとして、

1年目:約16,118kWh
5年目:約15,890kWh
10年目:約15,605kWh
20年目:約15,036kWh
30年目:約14,466kWh

として考えます。

これは「実際にこの発電量になる」という予測ではありません。

長期間の経済効果を計算するため、出力保証水準を使ったモデルです。

もう一つ大きく変わるのが、家族構成です。

現在は夫婦+子ども3人の5人家族ですが、30年間ずっと5人で暮らすわけではありません。

そこで今回のモデルでは、年間使用電力量を、

5人家族:約9,000kWh
↓
8,000kWh
↓
6,500kWh
↓
夫婦2人:約4,500kWh

と段階的に減らして考えます。

子どもが独立すれば、給湯や子ども部屋のエアコン、照明などの使用量は減っていきます。

一方で冷蔵庫やLDKのエアコンなどは夫婦2人になっても使用するため、家族の人数に比例して単純に減らす計算にはしていません。

夫婦2人になった後は余剰電力が増える

30年目の年間発電量モデルは約14,466kWhです。

一方、夫婦2人になった後の年間電力使用量は約4,500kWhをモデルケースとしています。

子どもが独立すると家庭で使う電気は減りますが、太陽光はその後も発電を続けます。

そのため将来的には、

自家消費量が減る
↓
余剰電力が増える
↓
売電に回せる電気が増える

という変化が考えられます。

13.5kWという容量は、現在の5人家族だけを見るのではなく、20年後・30年後に余った電気をどう活用するかまで考えておきたいところです。

FIT終了後も発電は続く

わが家の13.5kWでは、2026年度の屋根設置10kW以上のFITを前提にすると調達期間は20年間です。

21年目からFITによる固定価格での買取は終了しますが、太陽光発電そのものが終了するわけではありません。

発電した電気は自宅で使えます。

さらに、その時点で利用できる売電サービスと契約すれば、余った電気を売るという選択肢も考えられます。

ただし、20年以上先の売電価格がいくらになるのかは、現時点では確認できません。

そのため30年間の経済効果を計算するときは、FIT終了後の売電価格を仮定して比較します。

例えば、

5円/kWh
8円/kWh
10円/kWh

のように複数のケースを計算すれば、将来の売電価格によって経済効果がどの程度変わるのか確認できます。

13.5kW・約240万円は何年で回収できる?

最終的に知りたいのは、売電収入だけではありません。

比較したいのは、

「太陽光を設置しなかった場合の30年間」

と、

「太陽光13.5kWを設置した場合の30年間」

の家計差です。

太陽光によって買わずに済んだ電気代と売電収入を合計し、そこから太陽光の設置費用や将来の設備交換費用を差し引きます。

計算式にすると、

30年間の経済効果
= 電気代削減額
+ 売電収入
− 太陽光設置費用
− 設備交換・修理費

です。

わが家の場合、太陽光13.5kWの設置費用は約240万円。

ここにパワーコンディショナーなどの将来的な交換費用まで加えて、

「何年目で約240万円を回収できるのか」

「30年間で最終的にいくらプラスになるのか」

を確認していきます。

そして入居後は、

実際の発電量
自家消費量
買電量
売電量
毎月の電気代
売電収入

を記録する予定です。

ハウスメーカーの年間発電量約16,281kWhという試算に対して、実際にはどれくらい発電したのか。

お天気リンクEZや昼間の食洗機、エアコンなどを活用することで、どこまで自家消費できたのか。

そして約240万円で導入する13.5kWの太陽光が、本当に何年で元を取れたのか。

シミュレーションだけではなく、入居後の実績でも検証していきたいと思います。

※年間発電量、電力使用量、将来の電気料金、FIT終了後の売電価格などには、わが家の条件をもとにしたシミュレーションが含まれます。実際の発電量や経済効果を保証するものではありません。

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